掲載誌情報
掲載誌 Web Creators 2002/03
タイトル ColdFusion入門/ショッピングサイト構築 第1回
第1回 第2回 第3回 第4回

5. EC(電子商取引)サイトとは?
   今回は、ColdFusionを実際に使用して構築する課題として、ECサイトを選択しました。  一口にECサイトといっても、一般消費者向けのWeb店舗から、企業間の取引を行うWeb-EDIや、インターネットマーケットプレイスなど、さまざまですが、今回は、最も小規模なWeb店舗の実装を目指し、ECサイトを構築する上で、必要最低限の構成要素・機能を考えてみましょう。
 
ECサイトの構成機能要素の紹介
ECサイトの構成機能要素の紹介
(1) ログイン認証(顧客判定)・会員登録
   エンドユーザ(顧客)を特定させるための機能です。ECサイトにおいて、エンドユーザの特定は不可欠です。初めての顧客に対して、会員登録機能やサイトの情報などを提供する必要もあります。
(2) 商品検索
   エンドユーザが、自分の購入したい商品を検索する機能です。ECサイトにとって、商品検索機能は特に重要なサイト構成要素となります。購入したいものを素早く、且つわかりやすく探し出せるように、ユーザビリティを含めて検討する必要があります。
(3) 商品一覧
   商品の検索結果を一覧表示する機能です。この機能から、商品詳細閲覧やショッピングカートへの登録などを行ないます。
(4) 商品詳細
   商品の詳細を紹介する機能です。ECサイトではエンドユーザが商品を直接手にとって検討することができないため、いかに商品の魅力を引き出すか、デザイナーの腕の見せ所です。 
 商品に関する情報をできるだけ豊富にわかり易く提供する必要があります。
(5) ショッピングカート
   複数の商品を一括購入できるよう考慮したものがショッピングカート機能です。選択した商品の数量変更等、システム・デザインともにエンドユーザにとってわかりやすいものを提供するよう心がける必要があります。
(6) コンテンツ管理
   管理者が、最新ニュースやオススメ商品情報など、各画面の構成要素や画像等の更新を行う機能です。サイトのデザイン要素や各種情報の変更を容易に行なうことができる機能を構築することで、サイト更新の作業及び費用負荷を軽減し、サイトの鮮度を保つことができます。
(7) 顧客管理
   エンドユーザの情報を管理する機能です。商取引を行う上でも必須の機能ですし、運営するサイトのユーザプロフィール(年齢層や性別比等)の分析を行う際の重要な情報となります。
(8) 商品管理
   サイト上で販売する商品情報の更新を行なう機能です。各商品の詳細情報(価格、納期など)の管理はもちろん、商品一覧、商品詳細等で表示する画像管理や在庫管理等を行ないます。
(9) 販売履歴管理
   この機能もECサイトには必須といえます。誰がいつ何を購入したのかなどレシート的な役割と、どのような商品が購買意欲を高めるのか等、サイトで販売する商品構成を考慮する上での判断材料ともなります。
(10) 決済処理
   クレジットカードでの決済を行なう場合、カード会社など金融機関のシステムに対して、与信依頼処理などを行なう必要があります。
(11) 配送処理
   注文データをもとに、配送業者等に対して、配送依頼や在庫の引当などを行ないます。配送状況の確認などを実装しているサイトもあります。
(12) メール送信他
   エンドユーザに対して、購入確認のメールや、キャンペーンなど各種情報をメールで提供するといった付加機能も必要となります。
 
フロントエンド及びバックエンドの概念
 エンドユーザに提供するさまざまなサイト上のサービスをフロントエンドサービス、サイトを管理する上で、管理者が利用する機能をバックエンドサービスと呼びます。
 前項のECサイトの構成要素から分別しますと、(1)〜(5)がフロントエンドサービス、(6)〜(12)がバックエンドサービスとなります。ECサイトはこのフロントとバックの連携により成り立っているのです。
6. 課題と次回からの内容紹介
  今回はECサイト構築におけるフロントエンドサービスの開発にフォーカスし、第2回以降は実際にCold Fusion(CFML)を用いて、以下の機能の開発を行なっていきましょう。 ビギナー「YOSUKEZAN」のさまざまな質問に対して、トレーナー「RICKY-NOM」がわかりやすく解説しながら、ECサイトの構築を目指します。

 
第2回:商品一覧
   まずは、CFMLの導入として、CFMLを用いてDBの中身を抽出するというところに主眼をおきます  ColdFusionとDBを接続させるためにODBC(Microsoft Open Database Connectivity)の設定等も講義内容に含めます。DB管理された商品の一覧表示等を目標とします。
第3回:商品検索・参照
   実際にエンドユーザ側からの要求に応じて商品を検索し、検索結果より商品の詳細を表示します。  検索フォーム→検索結果一覧→詳細表示までの開発を目標とします。
ショッピングカート
   検索結果や商品詳細からのショッピングカートへの登録、購入個数の変更及び購入金額の算出、セッション管理など、最終的に購入完了までの処理の実装を目標とします。(決済・配送は今回は含みません。)

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