掲載誌情報
掲載誌 Web Creators 2002/05
タイトル Webサイト更新の実態
対応部署 株式会社ワイスリー 東京オフィス
対応担当 鈴木 一弘

1. Webサイトの更新
  Q. 更新が必要とされるWebという媒体で、制作側とクライアントがいる状況において、「どこがサイトの更新」を行っているのかの割合。
  A. サイトの内容やクライアント様の考え方によって異なりますので、更新をどちらが行なうと一概にはお答えできません。
更新を必要とする部分が多く、また定型のフォーマット化が可能な画面に関しては、システムによりコンテンツの管理機能を実現する方が一般的には良いと思われますが、クライアントの人員的な対応状況やそのための費用を考慮の上、アウトソース化して外部の制作会社へ委託する方を選択される場合もあります。
また、デザイン性を要求される画面や定型化が困難な画面においては、クライアント様での更新対応は厳しいため、外部へ依頼されることが多いようです。
よって、コンテンツの内容によって、更新をシステム化してクライアントにて行なうか、アウトソースして外部で行なうかの選定が必要となります。
2. クライアント側で更新
  Q. クライアントサイドで更新を行いたいという希望はあるか?
□具体的にどのようなシステムが構築されているのか?
□具体的な制作事例(使用ソフトなど)
  A. クライアントの要望として、頻繁な更新によりサイトの鮮度を保ちたいと同様に、更新に関する費用や作業負担はできるだけ抑えたいというのは共通の要望です。
但し、それをシステムの実装により実現するのか、アウトソースにより実現するのか、また、自社内にて対応するのかは、クライアントの考え方や予算によって異なります。

技術的には全てのコンテンツを更新可能とすることも可能ですが、それではかえってクライアントにとって使いづらいシステムとなります。
クライアントの要望をヒアリングの上、必要と想定される部分にコンテンツ管理のシステムを実装しています。
新着情報やプレスリリース等は、どんな業種のクライアントにおいても頻繁に更新が行なわれるコンテンツとなるため、システム化する場合が一般的ですが、その他は、クライアント様の業種やWEBサイトの目的によってさまざまです。

◎竹田遊Naviサイトの場合
観光スポットや各種店舗情報、土産物情報やイベント情報など、各コンテンツの情報の登録と更新が可能となっています。
実際に入力を行なわれるのは当初は市の担当者の方であり、今後の各情報の更新は、紹介される各店舗の方が自分で行なうことを想定しています。
よって、複雑で多機能なシステムではなく、シンプルでわかりやすいシステムをご希望でした。

◎第一ホテル東京ベイサイトの場合
クライアントのご担当者様が既にホスト上の煩雑なシステムを使用されており、オペレーション等に関しても十分な知識をお持ちであったこと、また、ホテルという業種がら、宿泊プランの登録や予約の管理、式場の見積や空き状況など、多くの機能の実現を希望されていたことにより、あらゆる機能を実装したシステムを構築しています。

また、使用するソリューションに関しても、さまざまです。
クライアントサイドで更新可能なシステムとして、当社では主にColdFusionやJRunを使用したソリューションを構築していますが、クライアントの環境や要望をヒアリングし、機能の実現のために最適なソリューションを検討の上、ご提案させていただいています。

     
  Q. 制作側はクライアント側のスキルに合わせた更新システムを構築する必要があるのか?
□更新システムの難易度はどのあたりまで対応するのか?
  A.

基本的に当社で開発するコンテンツ管理のシステムは、インターフェイスも含め、非常にわかりやすくできていますので、基本的には、パソコンを通常に操作可能な方であれば、容易に操作が可能ですし、クライアントにもご好評いただいています。
どんなシステムでも、実際にご使用になられるのはクライアントですので、いくら多機能であっても、クライアントサイドに使いこなせるだけのスキルがなければ無駄な機能となりますし、実装の必要もありません。
これに関しても、クライアントの要望やスキル等をヒアリングの上、設計時には機能の範囲も含めて検討の上、ご提案させていただいています。

3. 制作側での更新
  Q. 制作側での更新が行われる際は、どのようなやりとりを経て行われているのか?
アフターケアはどこまでするのか?(料金/大まかな)
  A. 基本的には、クライアントからいただく原稿や写真等の素材を基に、当社にて編集し、更新を行ないます。
デザイン性を求められるコンテンツに関しては、その内容や季節等にも応じて、デザインテイストを毎回変更する場合もあります。
また、DTPデータの二次利用として更新を行なわれる場合には、クライアントからDTPデータをご提供いただき、内容を確認した上で、当社にてWEBサイト用に内容を構成し直し、コンテンツを制作します。
データの納品に関しては、制作したデータをクライアントに提出して納品となる場合もありますが、本サーバへのアクセス権限をいただいているクライアントの場合には、当社にて提供しているテストサーバにてご確認いただいた後、本サーバへの登録までを当社にて担当しています。
尚、料金に関しては、更新内容の負荷によって異なりますので、一概に金額は算出できません。
4. 今後の展望
  Q. Webサイトの更新はどのようになっていくのか?
  A. どのクライアントにとっても、予算が潤沢にある状況ではありませんし、WEBサイトの運用に関して少しでも費用を抑えたいのは、クライアントにとって共通の要望です。
WEBサイトにおいて情報の鮮度は重要な要素であり、また、コンピュータやインターネットに関する一般ユーザへの普及も高まっている現在、ある程度の知識さえあれば、コンテンツの更新を自社においてリアルタイムに行なうことができるのは魅力的なことであることは間違いありません。
よって、情報系コンテンツに関しては、更新に対するシステム化の要望は今後も高まっていくと考えます。
但し、エンターテイメント系のコンテンツやデザイン性を求められるサイトの更新をクライアントサイドで行なうことは、今後も厳しいと思われますので、やはり、システム化する部分とアウトソースする部分をクライアントが選定し、コンテンツの内容によって更新対応を選択する状況は変らないのではないかと考えます。

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