【後編のエッセンス】
藤井慶輔氏は、AIによるスポーツ分析の最前線として、得点に直接結びつかないプレイの価値を可視化する研究を紹介する。AIは反実仮想や強化学習などを用いて、「もし別の動きをしていたら」という比較分析を可能にし、人間では導き出せない戦術改善のヒントを提供する。一方、AIの価値はデータ量だけで決まるものではなく、重要なのはデータから意味ある知見を引き出す力である。さらに、AIの出力は万能ではなく、説明責任や信頼性の面で人間の判断が不可欠だと指摘。AIを過信するのではなく、人間の能力を高めるパートナーとして活用する姿勢が重要だと若い世代へメッセージを送っている。
【後編のキーメッセージ】
キーメッセージ①
AIは見えなかった価値を可視化するが、最終的な判断や意味づけは人間の役割として残り続ける。
キーメッセージ②
反実仮想やシミュレーションによる分析の考え方は、スポーツだけでなく経営や社会課題解決にも応用可能である。
キーメッセージ③
AI時代に必要なのは恐れることでも過信することでもなく、特性を理解し協働する姿勢である。