【後編のエッセンス】
萩原先生は、生成AIが高度化する時代だからこそ、研究や教育において自分自身の実体験や実世界に根ざした問題意識が不可欠だと強調する。AIは膨大な既存知識を扱える一方、問いを立てたり、ローカルな経験や言語化しにくい現実を理解することはできない。大学教育の役割は、仮説を立て、検証し、説明する論理的思考力を育てる点にあると述べる。また、日本にはロボットやAIを「人のパートナー」として受け入れる文化的素地があり、共存型社会を築く可能性が高いとする。若い世代には、AIを鵜呑みにせず、理論に基づいてAIを使いこなす主体的姿勢が求められる。
【後編のキーメッセージ】
キーメッセージ①
生成AI時代の研究では、既存知識に頼るのではなく、自身の実体験や実世界に基づいて問いを立てる力が決定的に重要となる。
キーメッセージ②
大学教育の本質は、仮説構築・検証・説明を通じて論理的思考力を養うことであり、これはAIでは代替できない人間の役割である。
キーメッセージ③
AIを使う側に立つためには理論理解が不可欠であり、日本はAIやロボットを人のパートナーとして共存させる社会を築ける可能性を持つ。