日本企業再生の鍵は技術流動性
東北大学大学院 経済学研究科 准教授
藤原 綾乃氏
プロスポーツの世界でもこんなことが良くある。
チームが連敗し始めた時には、「これはいけない」「何とかしなくては」と危機感を高めるが、10連敗ぐらい続くと戦う前から、「今日も負けるんだろう」「もう勝てないのではないか」など思い込んでしまう。
いわゆる、負け癖が付くということだ。これは、今の日本経済や日本企業の停滞ぶりにも言えることかもしれない。
競争力の目安となる世界GDPランキングの順位は、下がる一方。坂道を転げ落ちている。もはや、日本企業に未来はないのか。
その問いかけに対して、膨大なデータと実証分析に基づき、日本企業の道筋を提言しているのが、技術経営戦略論やイノベーション論を専門とする東北大学大学院の藤原 綾乃・准教授だ。
新著『技術獲得のグローバルダイナミクス』(白桃書房)の発刊を記念して、話を聞いた。