■「給与水準は改善された。なのに、優秀なスタッフが辞めていく」
社会福祉法人や私立保育園の経営者・人事担当者から、近年こうした声が増えています。2024年度の10.7%に続き、2026年4月には保育士の処遇が年間約20万円追加改善される予定です(こども家庭庁 令和7年度補正予算概要)。
参考:こども家庭庁
しかし、給与水準の引き上げは離職問題の一側面にすぎません。本稿では、日本の保育業界が直面している構造的課題と、人事評価制度の整備が採用力・定着率・加算維持の三つを同時に解決する鍵となる理由を、データとともに解説します。